シュレッダーをより長くお使いいただくために
業務用のシュレッダーに限らず家庭用のシュレッダーでも同じですが、シュレッダーをより長くお使いいただくためには、シュレッド時の負荷を軽くすることが効果的です。
シュレッダーの動作時は、モーターやカッターの刃に負荷がかかります。そして、モーターからカッターに力を伝達してるギア(歯車)や、回転する部品の軸受けにも負荷がかかります。これらの部品の何れかが破損してしまうと、シュレッダーは使用できなくなります。故障です。
故障の原因の1つに、高い負荷での継続的な使用が挙げられます。この負荷を低くする方法は一度に投入する紙の枚数を減らすことです。では、どの程度減らせば良いのか。
製品にもよりますが、『最大細断枚数』と『定格細断枚数』という指標があります。例えば、明光商会のシュレッダーV-122Cでは、最大細断枚数は10枚、定格細断枚数は6枚となっています。そうです。一度に投入する枚数は定格細断枚数までに制限することが必要なのです。
『最大』と『定格』のように表示に区別がない場合や『定格細断枚数』のみの表示となっている場合もありますが、その場合は『最大細断枚数』が表示されているとお考え下さい。この枚数から4〜5割減らした枚数を目安として、投入枚数を制限することで、シュレッダーに対する負荷を軽くしてのご使用がおすすめです。
しかし、いずれにしても、投入枚数を数えながら作業するのは面倒です。でも、フェローズの『ジャム・プルーフ システムTM』という機能を搭載したシュレッダーなら、感覚的に投入枚数を調節できます。『ジャム・プルーフ システムTM』は投入枚数をセンサーで検知し赤・黄・緑のインジケータで表示、限度を超えて紙を投入した場合は自動的に押し戻すなど、紙詰まりを防ぎスムーズな作業を支援するとても便利機能です。投入枚数が多すぎる場合は、このインジケータが黄色や赤のゾーンまで点灯します。このインジケータの表示が緑の状態を維持するように枚数を調節しながら投入することで、シュレッダーにかかる負荷を軽減することができます。負荷状態を視覚的に把握できるところがポイントです。『ジャム・プルーフ
システムTM』を搭載したシュレッダーとしては、フェローズ シュレッダー 99Ciなどがあります。