安定した折り品質を維持するためには、紙折り機のメンテナンスが必要です。
給紙ゴムの交換
シルバー精工のMA40では給紙ゴムなどの部品が消耗した場合は、修理が必要ですが、シルバー精工のOruman MA150やライオン事務器のLF-821Nなど、月に何千枚も(MA150は5,000枚、LF-821Nは20,000枚)折ることを前提に開発された紙折り機では、ユーザー自身で交換可能な部品があります。そのうちの1つが『給紙ゴム/給紙用ゴムローラー』です。給紙用ゴムローラーは、その名の通り給紙時にその役割を果たすものですが、紙との摩擦で次第に磨耗してきます。磨耗が進むと、真っ直ぐに給紙されなかったり、空回りしたりと、正常に折る動作が行えなくなります。
このような場合は、給紙用ゴムローラーを交換することで、正常な動作を取り戻すことが可能となります。※正常に折れなくなった原因は他にあるかもしれませんので、メーカーにご相談いただくことが最善です。
折りローラーの清掃
給紙した紙を折る役目を担っているのが『折りローラー』です。紙折り機の内部には、紙から出た粉が蓄積されます。エアースプレーなどで吹き飛ばすなどの清掃を行うことをおすすめします。また、折りローラー等に付着した紙粉やチリ・ホコリなど、特にコート紙系の紙の表面施されたパウダーは動作不良の原因となります。専用のローラークリーナーでの清掃が効果的です。折りローラーは取り外し可能な機種とそうでない機種があります。特にコート紙系の用紙をご使用の場合は、折りローラーのメンテナンスが容易な機種(ライオン事務器のLF-841Nなど)がおすすめです。※LF-841Nはコート紙対応機ではありませんが、折れるコート紙もありますので、例として取り上げています。